2017年12月21日木曜日

米・豪の宗教観の違い

米国と豪州の宗教観の違いについて、誤解を恐れず、綴ってみたいと思います。昨日の「豪州のクリスマス」とも関連しますが、クリスマスという行事とくしゃみという日常を通じて、アメリカとオーストラリアの人々から僕が感じていることです。

クリスマスは多くのアメリカ人にとっては特別なイベントです。冬休みになって家族と過ごしますし、街もクリスマスムードになります。ターキーも食べます。アメリカでは、キリスト教(プロテスタント)がメジャーな宗教なんだなぁと強く感じます。

一方、豪州ではクリスマスが特別なイベントという感じがしないんです。確かに長い休みなんですけど、豪州には、キリスト教徒もいればヒンズー教徒もイスラム教徒もいます。必ずしもキリスト教が支配的ではないということを多くの人が認識している気がします。

もう一つ、人々がくしゃみをした際の周りの反応が米国と豪州では違います。アメリカでは「ブレス・ユー」と言います。僕がコミュニティカレッジで授業を受けていたとき、くしゃみをすると多くのクラスメイトが「ブレス・ユー」と囁いてくれました。

他方、豪州ではくしゃみをした人の周りが「ブレス・ユー」ということは極めて稀です。むしろ、くしゃみをした本人が「ソーリー」とか「イクスキューズ・ミー」などと言います。くしゃみはあくまで生理現象の一つであるという理解が普通だと思います。

アメリカではキリスト教という宗教が、いまだに日常生活の中に深く根付いていると思うのです。これに対し、オーストラリアでは世界にはいろんな宗教があるということを人々が理解して、公の場でキリスト教を強調することが少ないように思います。


Source) Google Images
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